立てたOKRがこれでいいのか不安です
立てたOKRがこれでいいのか不安です
はじめてOKRを設定した時は、立てた目標に対して不安を感じることがよくあります。
OKR(という目標管理の手法)は、運用しながら組織やチームの状況に応じて目標を修正することを前提としています。そのため、「100%満足できる目標を作ること」を目指す必要はありません。
以下のチェックポイントをある程度クリアできていれば、OKRをスタートできる合図です。運用しながら、状況に合わせて目標も更新し続けていきましょう!
- 5つのチェックポイント:Objective編
- 5つのチェックポイント:Key Result編
- 5つのチェックポイント:Resily編
- Tips💡よいOKRをつくるワークフロー(翻訳版)
5つのチェックポイント:Objective編
Objective例を参考に、チェックポイントを確認してみましょう!
- 定性表現になっているか
実現したいことの意義を伝達できるよう、Objectiveでは定性表現を用いましょう。「最も成功した」は定性的な表現です。
- ビジネスの価値向上につながる目標であるか
「カンファレンスの成功」は、顧客獲得やブランドイメージの向上に繋がります。自分たちのObjectiveが組織全体のビジネス価値の向上につながるか?を目標設定時にしっかりと自問しましょう
- 自分たちでコントロールできるか 例示されたObjectiveの場合、カンファレンスは自分たちのチームで開催します。自チームの力でコントロール可能な範囲の目標にしましょう
- 実現可能か 現実的な期限や予算を意識し、難しいかもしれないが実現可能である目標を設定しましょう
- 心に響く言葉になっているか
例示されたObjectiveでは「創業以来」「最も成功した」という言葉でワクワクさせています。難しい目標だからこそ、周りの人から見ても「心に響く」言葉を使いましょう
Objectiveの基本形
5つのチェックポイント:Key Result編
Key Result例を参考に、チェックポイントを確認してみましょう!
- 定量指標になっているか 実数や金額などの定量的な指標で、客観的に測定できるものを考えましょう。「10件獲得」は定量的な表現です。
- 進捗がわかるか 実際の獲得商談数はカンファレンス当日まで分かりませんが、事前準備としての集客やコンテンツの作り込みなどで目標までの道のりを進捗させることができます。「カンファレンスの集客」「コンテンツ作成完了」などのマイルストーンを設定し、プロセスを明確化しましょう
- 明確であるか 「製品紹介セッションで」「従業員数1000名以上」などの記載があることで関係者の認識が明確になります。関係者の理解を揃えるため、KRを通じて得たい成果を明確に表現しましょう
- 自分たちにオーナーシップがあるか 例示されたKey Resultは商談獲得に動くチームメンバーが立てた目標です。「誰かに指示されたこと」よりも「自分たちが立てた目標」のほうが幅広い打ち手の創造につながります
- 野心的であるか 例示されたKey Resultの場合、昨年の商談獲得数は3件でした。「10件」という少し難易度が高い目標を設定することで、パフォーマンスの向上とエンゲージメントの増加を期待することができます
Key Resultsの基本形
5つのチェックポイント:Resily設定編
Resily上の設定も確認してみましょう!
- KRが3~5個程度になっているか
- KRの目標値は設定されているか
- KRの達成基準・計測方法(マイルストーン)が記載されているか ※特にKRが定性指標の場合
- KR責任者が同じ人に集中していないか
- 組織のOKR期間と設定したOKRは同じ期間になっているか 階層また設定するKRによっては、達成期限が異なる場合があります(例えば、組織のOKR期間は3月末までですが、自分のチームのKRは1月末に設定したいなど)。その場合は、ObjectiveやKRタイトルに【期限:3月末】などの文言を入れましょう
Tips💡よいOKRをつくるワークフロー(翻訳版)
WORKPATH社さんのOKR作成ワークフローを弊社で翻訳しました。こちらも参考にしてみてください。