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OKRをつくるのに時間がかかってしまいます

OKRをつくるのに時間がかかってしまいます

OKRは会社やチームの大事な戦略を考えることですから、ある程度時間とパワーを要するものです。特に導入初期は試行錯誤するため、準備に時間を割く必要があることをチームに共有しておきましょう。 もし今あなたのチームでなかなかスタートが切れない場合(例:OKRを検討するのにすでに2カ月経過している場合)は、下記ポイントをチームで確認してみましょう。
 
 

OKR導入プロセスの全体像

OKR推進チームの組成

組織的にOKRを推進する場合、OKR推進チームの組成は必須となります。 主な役割は以下の通りです。
<OKR推進チームの主な役割>
  • OKR作成プロセスのマネジメント
  • OKR運用に関するナレッジ・ノウハウの取りまとめ
  • 質問、疑問、課題の集約と解決
 
 

OKR作成スケジュール

  • まず、トップOKRを作成しましょう
  • OKRツリーの形式(組織図型orプロジェクト型)を定めましょう
  • 続いて、部門OKRの作成を進めましょう
  • その過程で、上下左右のOKRと「双方向の摺合せ」を実施しましょう
  • 目標設定プロセスのひとつに、摺合せのスケジュールを組み入れましょう。組織全体で摺合せを行うことで共通言語を生み出し、そのときの重要テーマを浸透させることができます
以上のプロセスを反映したスケジュール例は以下の通りです。ポイントは、階層をまたいだ摺合せを徹底すること、および長期化させないために並列してOKR策定をすすめることです。
例:4月期初のOKRを作成する際のスケジュール
例:4月期初のOKRを作成する際のスケジュール
 

OKRツリーの形式

組織や事業のフェーズにあわせて、ツリーの形状を検討しましょう

組織図型(職能型)

比較的大規模組織における標準的なOKRツリーです。組織図と同様の形でOKRツリーを作成します
メリット:作成しやすい。責任分担がわかりやすい。
デメリット:組織横断型の目標設定がしにくい(→混成型を検討しましょう)
 
組織図型のOKRツリー
組織図型のOKRツリー

プロジェクト型

小規模〜中規模組織において採用されやすいOKRツリーです。トップOKRの配下に重要プロジェクトのOKRを配置します
メリット:目標に応じて柔軟に組成できる。成果に向けた最適な配置を組成できる。
デメリット:複数のマネージャーの管掌下に入るメンバーが発生する。
プロジェクト型のOKRツリー
プロジェクト型のOKRツリー
 

組織図+プロジェクト混成型

組織図をベースとしながら、重要プロジェクトを織り込んだOKRツリーです。
メリット:作成しやすい。組織横断型のOKRもプロジェクト化することで管理しやすい
デメリット:同じ階層のOKR責任者の職位がばらつくので、レポーティングラインが複雑化する可能性がある。複数のマネージャーの管掌下に入るメンバーが発生する。
組織図+プロジェクト混成型のOKRツリー
組織図+プロジェクト混成型のOKRツリー