3カ月という短い期間の目標をたてるのが難しいです
3カ月間の目標をたてるのが難しいです
6カ月や1年で目標を立てるのが習慣づいていると、最初は3カ月ってなんて短いんだろうと感じますよね。
3カ月という比較的短いスパンの目標を立てるメリットはどこにあるのでしょうか。
変化の激しい環境でも、現実にフィットした目標を立てやすくなる
3カ月というスパンで区切られていることで、3か月ごとに目標のメンテナンスをする機会が得られます。
変化の激しい環境で働いていると、期初に立てた目標が用をなさなくなってしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
また、目標自体が間違っていたことが期中で分かる、ということもあります。
最初から3カ月という期間を設けていれば、必要な軌道修正のタイミングを仕組みとして取り入れることができます。
目標を絞り込む意識が発生する
目標の期日が今よりも遠ければ遠いほど、あれこれやりたいことを詰め込んでしまいがちです。
3カ月という短いスパンにすることで、「最も重要なことはなにか?」「実行するためにはどうすればよいか?」という思考が生まれます。
慣れるまでは難しさを感じますが、より良い具体的な目標を考えるためのひとつのきっかけとして捉えてみてください。
ゴールとの差分が具体的になり、目標を推進しやすくなる
1年後の目標と現在のギャップと、3か月後の目標と現在のギャップとでは、
どちらの方が具体的にイメージしやすいでしょうか?
目標の進捗がストップしてしまいそうなとき大事なのは、進捗をストップさせている課題が何かを言語化できることです。課題が何か分かれば、あとはその解消に向けて行動するだけです。
短いスパンで目標を設定することで、進捗をストップさせる課題を具体的に把握しやすくなります。
【上級編】3カ月間のOKRを作成するのが難しい場合
原則3カ月サイクルで設定できるのが望ましいですが、事業環境や組織の文化に合わせて柔軟に変えていきましょう。
特に中長期的な事業計画をOKRのかたちに落とし込んでいきたい場合は、
事業計画・経営戦略の達成に必要な成果をOKRの階層別に時間軸を変え、1年後に達成したい目標から逆算してツリーを構築していきましょう。
ツリー設計例
1層目OKRの設定期間:1年間
問い:MissionやVision、事業計画を実現するために1年後に達成していなければいけない最も重要な方針や指標は何か?
2層目OKRの設定期間:6ヶ月
問い:6ヶ月後の時点で、上位のKRの達成に必要な 戦略と成果は何か?
3層目OKRの設定期間:3ヶ月
問い:3ヶ月後の時点で、上位のKRの達成に必要な施策と成果は何か?