コラム:1on1
このページでは、1on1についてご説明します
1on1とは
マネージャーとメンバーの間で定期的に行う1対1のミーティングで、メンバー個人の支援を目的とするものです。
1on1はOKRに特化したミーティングではありませんが、OKR運用を促進するひとつの有効な手段になります。
1on1の目的
OKRはメンバー個人の成長を支援することを目的にしたもので、
その成長支援の方向性は大きくふたつあります。
1.目標の達成支援
- 高い目標に向き合うチャレンジングな思考を持てるよう、関係者間の信頼関係を築く
- 個人のパフォーマンスを最大限発揮できるよう、業務推進上の障害を取り除く
2.人材育成
- 内省を支援し、内発的な動機づけで個人のキャリア/スキル開発を行う
1on1が解消する課題と解決策
課題 | 解決策 | 1on1アジェンダ例 |
---|---|---|
上司や周囲との信頼関係が築けず、思ったことを表に出したり、意見を求めることができない | 気軽に相談できる雰囲気作りをする | ・最近良かったことを共有し合う ・不安に感じていることを共有し合う |
個人のやりたいことに取り組めず、モチベーションが上がらない | 処理できるタスクにかみくだいて、難易度を下げる | ・初月のマイルストーンを確認する ・○○についての相談先を教えてもらう |
目標に対するオーナーシップが上がらない | 役割について都度認識合わせをする | ・今期の組織からの期待を伝える ・周囲との役割分担を確認する |
大きな目標に萎縮してしまう | 目標や役割の変更について意見交換する | ・方針等について期初からの変更点を確認する ・役割変更後の不安や懸念点について共有する ・これまでの役割で上げた成果の棚卸しをする |
個人のやりたいことに取り組めず、 モチベーションが上がらない | 組織の期待を明確に伝える 先々の計画に個人の希望を組み込む会話をはじめる | ・来期の事業や組織の構想について話をする ・個人のキャリアプランや取り組みたいことを聞く |
OKR×1on1の実践Tips
1on1の流れ
- 当日話したいテーマを準備する
- コンディションの確認
- OKRの進捗に対して振り返り
- OKRの進捗させる上で支援してほしいことの共有
- 次回1on1までに行うアクションを決める
推奨頻度:隔週~月次
所要時間:30分~45分
1on1の準備
- 事前準備をすることで、1on1を有意義な時間にすることができます
- 人事(1on1を企画する役割):1on1の目的を言語化し、マネージャーおよび社内に周知する
- マネージャー:自社の目的にそって、メンバーと話したいテーマを準備する
- メンバー:共有したい、相談したいテーマを準備する
- 1on1の議事録は本人と上長のみが閲覧できるようにする
- 1on1で合意した「やるべきこと」を次回の1on1までに実行する
1on1にのぞむ姿勢
1on1ではマネージャーがメンバーの気持ちに寄り添いながら話を聞いたり引き出したりすることが重要です。メンバーが主体となって話せるような場づくりを心がけましょう。