OKRとは
このページでは、OKRの概要についてご紹介しています
Objectives & Key Resultsとは
OKRは目標管理の方法のひとつで、会社やチームの目標を浸透し実現するため使われる手段です。
Objectives=目標とKey Results=主要な達成指標の形式で目標を表現します。
OKRを使うことで、会社やチームの全員が同じ方向を向いて、優先順位をつけながら、計画を進めることができます。
1970年代に Intel が採用して以降、GoogleやFacebookでも導入されています。
日本国内ではメルカリ、ユーザベース、DeNAなど数々の成長企業がOKR(目標管理)のフレームワークを活用しています。
Objectivesとは
会社やチームのミッションに紐づいた、短期間で心から実現したい目標のことです。
よいObjectiveの例 | 悪いObjectiveの例 |
---|---|
・東北地方に1号店を出店する ・自社開発のSFAの収益性を高める ・新規商品を開発する | ・売上を前年比200%に拡大する ・自社開発のSFAの販売数を1.5倍に増やす ・3ヶ月以内に10店舗の新規出店を達成する |
よいObjectivesの条件
・定性的である
・心から実現したいと思える
Key Resultsとは
Objective達成の進捗度を測定するための指標のことです。
誰から見ても達成できたかどうかがわかるよう、測定可能である必要があります。
よいKey Resultsの例 | 悪いKey Resultsの例 |
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・翌月末までに新規契約を10件獲得する ・第2四半期の終わりまでに東京都内の店舗数を10増やす ・来月の売上を今月より50%増やす | ・来月の月間売上を今月より増やす ・東京都内の新規出店スピードを加速する |
よいKey Resultsの条件:SMARTの法則
・Specific:「具体的である」
・Measurable:「計測可能、数値化されている」
・Achievable:「達成可能な」
・Related:「関連性がある」
・Time-bound:「期限がある」
【参考】
OKRが失敗する理由
OKRを定着させるためには、戦略や目標の運用に関する新しい考え方を浸透させる必要があります。
本コンテンツでは、OKR導入の成功確度を高めるためにOKR導入でよく陥りがちな失敗する3つの理由をご紹介します。
1.OKRを推進する責任者&チームが社内に存在しない
OKRの効果を創出するためには、組織の仕組みやカルチャーを変えていく必要があります。
組織の仕組みやカルチャーを変えることがミッションではない方をOKR推進者としてアサインしてしまうと、能動的なOKR運用の改善が行われず、OKR運用が形骸化していってしまいます。
対処法:OKR推進チームの組成
2.完璧にこだわってOKR運用開始までに時間をかけ過ぎる
最初からOKRツリーの構築や運用ルールを完璧にしようとすると、なかなかスタートすることができなくなります。結果OKR運用開始までのリードタイムが長くなり、コミットメントが弱くなってしまい、OKRができない理由を探すようになってしまいます。
OKR導入時の準備期間は1~2カ月を見積り、運用を始めながらアップデートしていくようにしましょう。
対処法: ❓OKRをつくるのに時間がかかってしまいます
3.OKRを全社・部・チーム単位で定期的に振り返る機会がない
OKRで本当に重要なのはOKRの運用サイクルを回すことです。運用しながらブラッシュアップして自社最適のやり方を構築していくのを推奨しています。
一方で、OKRを振り返る機会を定めずOKR運用を開始してしまうと、目標の見える化をしただけで終わってしまう可能性が高まります。
立てたOKRを軸に「どうしたら自分たちは目標の実現に向けて前進できるか?」という確認・振り返りの機会を定期的・継続的に設けるようにしましょう。
対処法:OKRの振り返り
【参考】